エンジニアの転職における面接において、面接官が欠かさずチェックするポイントが資格です。
実績も重要ですが、資格があることで“エンジニアとしてどれくらいの知識・スキルがあるのか”ということを把握できるので、面接官にとって非常に大事なチェック項目なのです。
今回はエンジニアの中でも、SE(システムエンジニア)が押さえておくべき資格をいくつか紹介します。
【エンジニアの転職】面接官が見るSEに必要な資格①OCJ-P
OCJ-Pは、正式名称を“Oracle Certified Java Programmer”というプログラム系の資格です。
面接官はSEをチェックするにあたって、“どれくらいのプログラミングスキルがあるのか”は必ずチェックします。
OCJ-Pは、意外と物足りないSEが多いオブジェクト指向のスキルをアピールできる資格です。
もちろんプログラム系の資格を1つだけ持っていても、それほど大きなアピールポイントにはなりません。
SEとしての実績や経験があり、なおかつOCJ-Pを取得していれば、“資格を活かして実績・経験を積んでいるSE”という印象を与えやすくなるでしょう。
OCJ-Pを取得するための費用は決して安くはありませんが、転職を考えているのであれば早めの取得をおすすめします。
【エンジニアの転職】面接官が見るSEに必要な資格②応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は通称“AP”と呼ばれる資格で、取得していればIT技術の応用的知識、または応用的技術をアピールすることができます。
エンジニアの転職における面接では、ある程度の経験があるSEの場合、“即戦力としてのスキル・実績がどれくらいあるか”ということもチェックされがちです。
応用情報技術者試験の資格は、システム開発からITインフラの構築まで幅広い分野で需要がある資格です。
もしSEから別のエンジニアに転職したいというような方にとっては、特に面接が有利になる資格と言えるでしょう。
そして面接官には、“さまざまな分野での活躍が期待できる即戦力SE”という印象を与えやすくなります。
取得の難易度が非常に高い資格として有名ですが、なるべく転職でつまづきたくないという方は、1度取得を検討してみましょう。
【エンジニアの転職】面接官が見るSEに必要な資格③データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は、企業にとって欠かせないツールであるデータベースを管理し、品質の高いシステム構築ができることをアピールする国家資格です。
SEだけに限らず、データベーススペシャリスト試験の資格を持っているエンジニアは、面接官の期待値が非常に上がります。
データベーススペシャリスト試験の資格を取得しているSEは、インフラ系エンジニアとしての活躍も多いに期待できます。
企業はクラウドサービスの利用増加などに伴い、ITインフラの大々的な体制の変更を余儀なくされるケースが増えています。
ただインフラ系エンジニアは負担も大きく、お世辞にも人材が足りている状況とは言えません。
データベーススペシャリスト試験を取得して面接に臨むことで、“企業に欠かせない存在”としての活躍を期待される可能性が飛躍的にアップするでしょう。
まとめ
エンジニアの転職における面接で、取得の難易度が高い資格が有利なのは当然です。
そしてその資格を取得しているだけでも、転職の成功率はかなりアップするでしょう。
ただ1番アピールしたいのは、“資格を活かした実務経験”です。
難易度の高い資格を取得しているにも関わらず、SEとしての実績が乏しい方は非常にもったいないと言えます。
むしろ高難易度の資格を取得していても、実績がない場合は“資格を活かせていないSE”の捺印を押されてしまうかもしれません。
転職前から資格の取得に励もうという方は、前職でその資格を活かした実績を作ってから、転職を検討することをおすすめします。