プロジェクトマネージャーに必要なリーダーシップとは?

プロジェクトマネージャーに必要なコンピテンシーとしてリーダーシップが挙げられます。しかし、一般的な企業の上司に必要なリーダーシップとは少し特性が異なります。プロジェクトマネージャーはチームメンバーだけでなく、プロジェクトを請け負う企業、そして顧客に対しても信頼を得る必要があるからです。

今回の記事では、プロジェクトを成功に導くために必要なリーダーシップの特性について、プロジェクトマネジメント論として解説していきたいと思います。

プロジェクトの目標について明確なビジョンを持つ

プロジェクトを成功へと導くためには、目標をはっきりと設定する必要があります。いつまでに、どのような成果が必要なのかをチームメンバーに伝えなければなりません。

目標を達成するためには、スケジュールを計画し管理していく必要があります。特に重要なのがクリティカルパスを意識することです。クリティカルパスとは、プロジェクトの開始から終了までで、最も長い時間を要するタスクの流れを指します。クリティカルパス上のタスクが遅れると、プロジェクト全体のスケジュールが遅れていきます。常にスケジュールを把握し、遅れが出ないように気を配りましょう。

チームメンバーと積極的にコミュニケーションを図る

プロジェクトマネージャーに必要なのが、チームメンバーに信頼されることです。メンバーと積極的にコミュニケーションを図り、良い人間関係を築きましょう。

またプロジェクトを円滑に進めるためには、連絡方法の確立や議事録の作成・配布といった作業も重要となります。誰にどのような情報をどうやって伝達するのかを明確に把握しましょう。

企業と顧客双方の利益を考える

プロジェクトマネージャーは、チームの統括だけでなく、企業と顧客の橋渡しも行う必要があります。双方の利益が一致するように、プロジェクトのゴールを考えましょう。

自社の利益については、損益分岐点を意識することが特に重要です。プロジェクトを期日までに終えたとしても、利益が得られなければプロジェクトは失敗と言えます。必ず目標となる利益を出せるように、強く意識しましょう。

顧客の利益については、顧客のニーズを理解し期待に応える成果物を納品することを意識しましょう。時には、顧客の要望と自社の利益が合致しないこともあります。期限となる終着点を設定し、両方が納得するように上手く調整しましょう。

論理的で速やかな意思決定をする

意思決定は雰囲気や状況に流されず、常にプロジェクトの成功へ焦点を合わせる必要があります。決定を論理的に行うことで計画に妥当性が生まれ、皆の信頼を得られます。さらに、スケジュールに支障をきたさないように、決定は速やかに行っていきましょう。人員に待ち時間が発生すると、それだけ利益が減ることになります。

また問題を回避するためには、時に厳しい決定を下す必要があります。スケジュールの遅延やプロジェクトの失敗は絶対に避けなければなりません。積極的に対策を講じて、実行できる能力が必要です。

プロジェクトに情熱と執念を持つ

強いリーダーシップに必要なのが、情熱です。チームメンバーも人間であり、時には理屈よりも気持ちで動くこともあります。チームの士気を高め、団結することで生産力は大きく向上します。

また、時にプロジェクトは炎上することもあります。困難な状況で必要なのが、絶対にプロジェクトを完結させるという執念です。どんな場面でも諦めない姿勢が、チームメンバーの信頼を勝ち取り、大きな力を生み出します。

まとめ

プロジェクトの成否は、プロジェクトマネージャーのコンピテンシーが大きく結果を左右します。良いプロジェクトマネージャになれる素質を持つ人は、そう多くありません。プロジェクトマネージャーとしての地位を確立すれば、評価は大きく上がるはずです。