業務ハッカー、とは。

巷で話題になっている業務ハッカーという言葉。どうやら、ソニックガーデンさんが進めている言葉らしいです。知らなんだ。

編集部 朝山です。
業務改善・残業ゼロ・自動化~そんな言葉が最近楽しい楽しいTwitterランドでよく見る言葉になりました。
海外では、自動化エンジニアというポジションがあるそうで…。自分が書いたコードで同僚たちがどんどんリストラされていく、というような地獄絵図も垣間見れるそうな。

僕自身、社内SE的ポジション+会社の未来に対しての技術投資というようなポジションで動くことが多く、実際やっている内容といえばこの業務ハッカーという言葉は最適なのではないかと思ってきたわけです。

そんなところに火を入れたのは、アクシアの米村さん。

業務効率化すれば残業が減るというのはウソだとか、問題提起した人に「解決策を示せ」ということの弊害だとか、ものすごいミサイルを飛ばしています。(気になる方は上記の記事よりどうぞ)

そこで出ていた

解決策、業務効率化を専門で行うチームを作ってしまおう

ということでした。
この動きは、Freeeさんでも導入されているらしく、業務改善チームが存在しているのだとか。

業務改善に予算を投下する、ということができない経営者の皆さんは実に多いと思いますが、結果を出している企業さんはそうではない、ということでしょうか。

業務ハッカーに求められるスキル

さて、まとまらない記事になってしまったので、僕が思う業務ハッカーに必要なスキルをまとめてみようと思います。

ヒアリング力

業務改善は一にも二にも、ヒアリング力が必要です。それも相当の。
お局さんからもぶっちゃけトークを引き出す必要がありますし、社内政治もかわしつつ全員の利害関係を洗い出すところから始まります。

サービスドメインの理解力

自社のサービスについての深い理解が必要です。理由は簡単。
お金の入り先はサービスなので、大抵の問題もそこに結び付いています。

業務システムの理解力

現代の企業は様々な業務システムを使っていると思いますが、業務改善にはそれらを統合整理する必要があります。
即ち、世の中にある大半のツールへの理解は必須ですし、アーキテクチャも理解している必要がありますね。
流行りのSaaSサービスは網羅している必要があります。

数字への理解

サービスドメインへの理解があるということと≒ですが、事業は数字です。ですので、業務改善を進める中でどの作業がどの部門に対してのインパクトがあるのかどうか、を見極める力が必要です。

提案力・誘導力

正直ここが一番大事かと思います。
業務改善は、イコール社内スタッフに対するカスタマーサクセスだと思ってください。
課題を認知させ、巻き込む。そして成功体験を。

まとめ

業務ハッカーは化け物スキルが要求されるわけですね…。
皆さんの会社の中に業務ハッカーさんが居たら、どうぞ優しくしてあげてください。

【増枠】GYOMU Hackers Night vol.12 突撃!うちの業務システム全体像 – connpass https://gyomu-hackers-guild.connpass.com/event/113665/

こういう素敵イベントもあるようなので、興味がある方は是非。