エンジニアの転職に関するセミナー等のイベントでは、面接における経験職数、経験業務の伝え方についても教えられています。
今回は、エンジニアの転職に関するイベントで教えられることが多い経験職数・経験業務の正しい伝え方について解説します。
【エンジニアの転職】イベント等で教えられる経験職数の伝え方について
エンジニアは他の職業に比べて、転職に“経験職数”はあまり重視されていない傾向にあります。
経験職数とは、言い換えると転職した回数のことです。
転職が多いと面接で少し悪い印象を与えがちですが、エンジニアの転職における面接では経験職数よりもスキル・実績・経験が重視されます。
とはいえ何の理由もなく経験職数が多いという方は、いくらエンジニアの転職であっても企業に良いイメージを与えられません。
どうしても“長続きしない”、“コミュニケーション能力不足”という印象を与えやすくなってしまいます。
経験職数が多いことをポジティブに伝えるには、“○回経験したことでこれだけの経験ができた”という風な伝え方をするべきでしょう。
間違っても経験職数について質問されて、回数のみを答えるようなことはないようにします。
複数回転職した経験がある場合、過去の転職にはちゃんと目的があることを伝え、“必然的な転職”、“キャリアアップのための転職”というイメージを面接官に持ってもらうのです。
企業に問題があったわけでなく、自分の意思で転職をしたことを伝えることも大事です。
1つ1つの転職の理由を聞かれる場合もあるので、その際は“もっと自分の能力を発揮したかったので転職した”というニュアンスで伝えましょう。
【エンジニアの転職】イベント等で教えられる経験業務の伝え方について
続いては、面接における経験業務の伝え方です。
経験業務は、エンジニアの転職における面接で面接官が非常に重視しているポイントです。
経験業務を伝える際は、とにかく“簡潔かつ具体的に伝える”ということが大切です。
例えばアピールしたいプロジェクトの参加経験などがあれば、そのプロジェクトの内容はもちろん、規模や期間、自分が担当したフェイズなどを詳しく伝えます。
面接で上手く伝えられる自身がないという方は、職務経歴書に具体的にまとめておきましょう。
そして職務経歴書を元に質問をされた場合、そこに記載されている情報だけでなく、少し上乗せして伝えられるように準備しておきます。
例えば、面接官から職務経歴書を元に、プロジェクトの担当したフェイズに関する質問をされたとします。
その際はフェイズに関する回答プラス、その際に使用したデータベースやフレームワークなどの情報を少し上乗せできるようにしておきましょう。
あまりに長々と答えるのはNGです。
上乗せする情報はほんの1つや2つで構いません。
また経験業務以外にも、クライアント、メンバーとのコミュニケーションに関する経験やエピソードがあれば、面接で伝えると効果的でしょう。
まとめ
転職を志すエンジニアの中には、経験職数が多かったり、経験業務が物足りなかったりする方もいるでしょう。
例え自分の経歴に自信がなくても、“面接で指摘されるとどうしよう”という気持ちで臨むのはNGです。
人は自身のない部分を指摘されると、焦って必要以上に挽回しようとしがちです。
上手く変換してポジティブに伝えられれば良いですが、こういった行動は大抵の場合、面接でイメージを下げる行動になってしまいます。
“言いわけ”、“弁解”という風に捉えられやすいのです。
自分の経歴を変えることはできませんし、偽ってもすぐにバレてしまいます。
多少面接で良いイメージを持ってもらう努力は大事ですが、実力以上の評価をしてもらう必要はありません。
自分の実績やスキルを受け入れ、その中で精一杯アピールすることを心掛けましょう。