未経験のエンジニアは、転職後エンジニアとして学習するために、どのような習慣を取り入れると良いのでしょうか?
未経験のエンジニアとはいえ、すぐに経験のあるエンジニアと肩を並べようとせず、焦らずに長続きするような習慣を実践することが大切です。
何を勉強するのかを明確にしよう
エンジニアとしての学習と言ってもその種類はさまざまです。
ウェブ系言語を学ぶのか、サーバ系言語を学ぶのか、または言語でなくサーバ構築に関する知識を学ぶのか、ツールに関する知識を学ぶのか。
時間は待ってくれないので、自分で意識をして今の自分に必要な分野を絞り込むところから始めましょう。
何を勉強するのか明確にすることは、学習が長続きするための習慣づくりにおいて非常に重要なことです。
未経験のエンジニアが転職後、学習が続かなくなってしまうのは、“勉強する分野の全容が掴めない”という理由が多いです。
たとえばエンジニアとしての学習ができる学校に通っていたとしても、その期間が終わった後、何をすればよいのか分からないというようなケースもあります。
そこで考え込んでいては時間の無駄ですし、精神的負担が大きく学習を長続きさせることが困難になってしまいます。
どこまでを“理解した”と捉えるかを確認しておこう
未経験のエンジニアが転職後の学習を長続きさせるには、どこまでを“理解した”と捉えるかを事前に決定しておくべきでしょう。
例えばJavaの参考書一冊を読んだところで、“Javaを理解した”と言えるでしょうか?
答えはNOです。
何故かと言うと、この場合Javaの参考書を一冊読んだということだけは事実ですが、理解したかどうかは明確でないためです。
つまり、何がどうなれば“理解した”と捉えるかを決めておくのが大事だということです。
何がどうなれば“理解した”と捉えるかを決めずに先に進んでしまうと、自分が思っている以上に知識が身に付いていない状況に陥ります。
また“自分は理解できている”という何も根拠がない自身も生まれてしまいます。
おすすめの方法は、学習している内容を“1から10まで説明できる”という状態を“理解した”と捉えて先に進むことです。
1から10まで説明できれば、その言語や知識について自身を持って“理解した”と言えるでしょう。
情報を調べる際に優先すべきこと
未経験のエンジニアが転職後に学習する際、途中で分からないことや単語が出てくるというケースは非常に多いです。
その都度情報を調べることになりますが、その際は“信頼できる情報”を優先するように心掛けましょう。
たとえばWebサイトなどで情報を調べる際は、“出典”や“参考”などが掲載されているサイトを選ぶべきです。
またより信頼性の高い情報を得るためには、やはり書籍の情報を参考にするのが1番でしょう。
ただ書籍の内容は更新されることがないので、物によっては古いバージョンの情報が掲載されている場合があるので注意しましょう。
未経験のエンジニアが転職後に学習する際の順序としては、まず書籍から信頼できる情報を集めます。
その後、書籍で理解できなかったことをWebサイトやブログなどで検索して、その情報が本当なのか実行してみましょう。
それでも理解できなければ、複数の情報源から情報をかき集め、理解できるまで実行することをおすすめします。
まとめ
未経験のエンジニアが転職後に学習する際は、焦らず確実に続けられる学習方法を実践することが大事です。
かといって時間は無限にあるわけではないので、効率性も考えなければいけません。
このように説明すると非常に難しく感じるかもしれませんが、今回解説したことを実践すれば、エンジニアとしてのステップアップが滞ることはないでしょう。
1番あってはならないのは、多くの体力と時間を使ったにも関わらず、エンジニアとして何も進展していないという状況に陥ることです。