ITエンジニアが地方移住しても仕事の収入を安定させる方法

システムエンジニアは東京近辺に居住する方が圧倒的に有利です。IT企業の多くは東京23区内に位置しており、安定して仕事が続けられます。また、エンジニア向けのイベントや勉強会も多く、エンジニア同士の繋がりを持ちやすい環境です。

しかし、エンジニアの中には地方移住を考える方も少なくありません。そこで、今回の記事では地方移住したいエンジニアに向けて、以下の内容を解説していきます。

  • 地方移住のメリット
  • 地方移住のデメリット
  • 地方移住に向けた準備

エンジニアが地方移住するメリット

エンジニアが地方移住するメリットとしては、次のような内容が挙げられます。

  • 生活費の安さ
  • 満員電車からの解放
  • 自然が多い環境

東京と地方都市では生活費が大きく異なります。移住前と同じ収入を確保できれば、地方移住によって年収アップと同じような効果が得られます。

職場が東京にあると、満員電車に揺られながら通勤することになります。エンジニアの中には、満員電車が苦痛で仕方がないという人も多いはずです。田舎に移住すれば満員電車から解放され、フレッシュな気持ちで仕事を始められます。

地方都市は自然との距離が近く、少し足を延ばせば山や川へアクセスできます。さらに田舎であれば、毎日自然に触れ合えます。アウトドアを趣味とする人にとっては、この上ない環境と言えるでしょう。

エンジニアが地方移住するデメリット

逆にエンジニアが地方移住するデメリットとしては、次のような内容が挙げられます。

  • 車の所有が必須
  • 近所付き合いの増加
  • 転職する際に不利

東京であればどこでも電車を利用できますが、地方では利用できる場所が限られます。さらに田舎では自動車を所有していないと、生活がかなり不便です。維持費がかかるほか、車の運転が苦手な人もつらい環境と言えます。

また、田舎に住んでいると避けて通れないのが近所付き合いです。今まで近所付き合いを避けてきた人の中には、上手く地域に馴染めず帰ってしまう方も多いようです。

地方に移住するとIT企業の数が少なく、転職の際は苦労します。特にフリーランスエンジニアは社会的に信用を得られないことも多く、転職する際のキャリアにも不安が残ります。

将来の地方移住に向けて準備する方法

地方移住するメリットとデメリットを把握した上で、地方で仕事をしていきたいと考えるエンジニアもいるはずです。しかし、何の準備もなくすぐに地方移住することはお勧めできません。

将来的に地方移住を考えるエンジニアは、まず準備を整えましょう。特に必要と思われる準備は以下の通りです。

  • リモートワークで仕事できるスキルを身に付ける
  • エンジニア同士の繋がりを作っておく
  • まずは滞在しながら徐々に環境を整える

仕事を発注してくれるクライアントは、東京の企業が圧倒的に多くなります。そこで、地方移住する際にはリモートワークで仕事ができるスキルを身に付けておきましょう。具体的には、プログラマーやライターであればリモートワークでも納品が可能です。

また、地方ではエンジニア同士を結び付けるイベントの開催が東京と比較して非常に少なくなります。地方移住する前にエンジニア同士の繋がりを作っておきましょう。エンジニアの繋がりがあると仕事の依頼が増えるだけなく、モチベーションの維持にも役立ちます。

さらに一口に地方移住と言っても、移住する場所には非常に多くの選択肢があります。その土地の環境が自分に合っているか確認するためにも、まずは短期間の滞在から徐々に環境を整えましょう。

まとめ

リモートワークが広まるに連れて、場所を問わない働き方を選択するエンジニアも増えています。仕事を安定させるためにも、エンジニアとしてのスキル習得やエンジニア同士の繋がりといった準備を整えてから、地方移住することをおすすめします。