渡航前の準備が肝心!海外在住のエンジニアの働き方について解説

会社に出社せず自宅やコワーキングスペースで勤務する働き方をリモートワークと呼びます。リモートワークが広まるにつれて、海外への移住を選ぶフリーランスエンジニアが増加しています。

ただし、海外移住には給与や文化の違いなど問題が生じる可能性もあります。そこで今回の記事では、フリーランスエンジニアが海外在住で仕事をするメリットとデメリット、さらに海外移住する前の準備について解説します。

エンジニアが海外在住するメリット

エンジニアがフリーランスの働き方を選択するメリットは多くあります。それらの中でも、特に海外在住するメリットについて記述します。

日本と比較して物価が安い

全体的に海外の物価は上昇していますが、それでも日本と比較して物価が安い国が見受けられます。フリーランスエンジニアはインターネットにより成果物を納品できるため、居住する場所を選びません。日本と比較して物価の安い国へ移住することで、給与アップと同じ効果が望めます。

リフレッシュしやすい

日本に居住していると、頻繁に海外旅行へ行くことは難しくなります。しかし、海外移住すると普段の生活で他国の料理や異文化との触れ合いを楽しめます。また、外国の多くは周りの国との距離が近く、様々な国へ旅行しやすくなります。海外が好きな人にとっては、とてもリフレッシュしやすい環境です。

フリーランス同士が繋がりやすい

海外の国では、交通の便や治安の面から日本人が住む地域が限定されやすくなります。最近では、フリーランスとして仕事する人も多く、現地でエンジニア同士が繋がりやすい環境です。また、都市部であれば勉強会やハッカソンも頻繁に開催されます。英語や現地語を話せれば、他国のエンジニアとも交流できます。

エンジニアが海外在住するデメリット

エンジニアの中には海外移住やフリーランスに向かない性格の方も多くいます。特に、エンジニアが海外移住するデメリットについて記述します。

ビザが必要となる

外国人として海外に居住するにあたり、最も面倒な作業がビザの取得です。特に、就労できるビザに関しては条件が厳しい国が多く見受けられます。もしも違法就労が見つかった場合には、罰金や強制送還の対象となり、長期間該当する国へ入国できなくなる可能性もあります。海外移住する際には、居住したい国のビザについて事前に調査しておき、ビザの手続きを滞りなく行えるように準備しておきましょう。

営業が難しい

エンジニアの仕事はチームを組む案件が多く、基本的に同じ職場で作業します。最近ではリモートワークできる案件も増加していますが、全体の仕事と比較するとその割合は高くありません。特に営業の際は顔を見合わせたエンジニアの方が信頼してもらえるため、海外在住のエンジニアは仕事獲得の面で不利になります。

文化に馴染めない

海外の生活は楽しいことばかりとは限りません。料理の味が合わない、異文化に馴染めないなど様々な問題が発生することがあります。当初は海外に憧れて移住したのに、途中で生活が嫌になり日本へ帰るエンジニアも多く見受けられます。

海外移住する前の準備

エンジニアが海外在住するデメリットを見ると、海外移住する前に準備を整えることの大切さが分かります。そこで、エンジニアが海外移住する前に必要な準備について記述します。

収入源の確保

エンジニアが海外移住する前には収入源の確保が重要です。日本在住の間に仕事の実績を作り、新規案件を獲得しやすいように準備しておきましょう。

初期資金の準備

海外で新たな生活を始めるためには、ある程度の資金が必要となります。例え収入がなくても半年ぐらいは生活できるように資金を蓄えておきましょう。

移住したい国の調査

海外移住する前には、旅行や短期滞在で移住したい国を調査しておきましょう。その国の文化や生活を知ることで、本格的に海外移住した際にもギャップを感じる可能性が低くなります。

まとめ

海外が好きなエンジニアにとって、海外移住は憧れる対象にもなり得ます。ただし、海外移住にはデメリットや気を付けるべき点も多くあります。まずは移住したい国を調査し、生活できるだけの資金と収入を確保してから移住を考えましょう。