エンジニアが転職を成功させるために重要な要素は、もちろんエンジニアとしてのスキルや実績です。
ただそれだけでなく、面接対策もしっかり頭に入れておかなくてはいけません。
今回紹介するのは、エンジニアの転職において心強い存在となる“転職エージェント”からよく教えられる面接対策です。
エンジニアの転職における面接対策をエージェントから学ぶ!①
エンジニアの転職だけに限ったことではありませんが、転職エージェントから“転職の理由を明確に伝えること”が、面接対策としてよく教えられています。
その企業を志望した動機だけでなく、転職をするという決断に至った理由は事前にしっかりまとめておきましょう。
転職の理由を整理して面接官に伝えることで、エンジニアとしてのプランをしっかり持っていることをアピールできます。
またこれまで経験してきた業務を改めて把握することで、今後どのような道を進むのかを明確にできます。
エンジニアの転職における面接対策をエージェントから学ぶ!②
その他エージェントからよく教えられる面接対策として、“面接官の立場を考えた振る舞い”もよく挙げられます。
エンジニアはチームで1つのプロジェクトを遂行することも多いので、ある程度キャリアを活かした転職をしたい場合は、こういった他人を慮る行動が非常に重要となるでしょう。
また面接官の立場を考えた振る舞いを心掛ければ、面接での会話もスムーズになりやすいです。
円滑なコミュニケーションがとれるという印象を与えれば、エンジニアの転職は非常に有利になります。
エンジニアの転職における面接対策をエージェントから学ぶ!~番外編~
エンジニアの転職における面接対策は、“面接に受かり、転職に成功するため”にのみ発揮されるわけではありません。
どういうことかと言うと、面接対策は“この企業には転職しない方がいい”ということを見極めるために行う準備でもあるということです。
では転職しないほうがいい企業は、どのように見極められるのでしょうか?
まずチェックしたいのは、“企業の強み”です。
強みを持っている企業は、今後も安定して利益を上げていく可能性が高いと言えるでしょう。
ただ短期の案件ばかりをこなしていたり、安い価格で受注を行っていたりする企業だと、今後の企業の行く末が少し怪しいかもしれません。
またその他に、“残業時間”についてもチェックするべきでしょう。
エンジニアは残業が多いイメージがありますが、純粋な残業時間だけで言うと、他の業種よりも飛び抜けて多いわけではありません。
目安としては、月の残業時間を聞いて“60時間以上”という返答があった場合、転職しないことをおすすめします。
“エンジニアは残業が多い”というイメージに引っ張られたり、以前在籍にしていた企業で残業が多かったりしたからと言って、甘んじて受け入れる必要はありません。
また1番重要なのは、“その企業に転職して目的が達成できるのか”という点を確認することです。
たとえばエンジニアとしてのキャリアアップを目指し、管理職としての転職を希望している場合、転職先でプログラムなどの業務に専念することになれば、転職の目的は果たせません。
面接で直接は聞きにくいかもしれませんが、転職後のワークスケジュール、業務フローを少し質問しておくことで、大体どのようなポジションに就くのかは把握できます。
“面接対策=転職するための対策”と考えている方が多いと思いますが、“転職しない方がいい企業を見極める面接対策”も非常に重要なのです。
まとめ
エンジニアが転職を検討している場合、転職エージェントを利用して細かいアドバイスをもらえば、面接で個性や意欲をアピールしやすくなります。
エンジニアとしてのスキル・実績をアピールしながらも、企業側に“採用したい”と思わせる魅力的な人材になることが、転職成功への大きな鍵となるのです。