エンジニアが商社に転職した場合の平均年収や年収満足度

商社に転職しようと考えているエンジニアにとって、その業種の平均年収は気になるところです。

また他の業種と比較したとき、商社で働くエンジニアの平均年収はどれくらいの位置につけているのでしょうか?

エンジニアが商社に転職した場合の平均年収、または年収満足度を他の業種と比較してみましょう。

参考:Tech総研

https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001696

エンジニアが商社に転職した場合の平均年収は?

リクナビNEXTが運営するエンジニアの転職応援サイトである“Tech総研”は、エンジニア3,000人を調査対象に業種別の平均年収を算出しています。

そのデータによると、エンジニアの業種別平均年収は以下のようになっています。

  • 1位:金融・保険系・・・598万円
  • 2位:専門コンサル系・・・559万円
  • 3位:総合電機メーカー・・・556万円
  • 4位:商社系総合商社・素材・医薬品他・・・551万円
  • 5位:化学・石油・ガラス・セラミック・セメントメーカー・・・521万円

商社で働くエンジニアの平均年収は551万円で、エンジニアの業種別平均年収で第4位につけています。

商社への転職を検討しているエンジニアにとって、これは非常に嬉しいデータと言えるのではないでしょうか。

ちなみに対象者がもっとも多かった“ソフトウェア・情報処理系”のエンジニアの平均年収は第25位の443万円となっており、商社で働くエンジニアと比べると実に100万円以上の差があります。

つまりエンジニアが商社に転職すれば、給与面では好待遇が受けられる可能性が高いということです。

本調査で平均年収が最下位だったのは、“サービス系”の企業で働くエンジニアで、その額は407万円です。

したがってエンジニアとしての転職を検討する場合、業種をしっかり選ばないと、現在よりも給与面の待遇が悪くなってしまう可能性が高いのです。

エンジニアが商社に転職した場合の年収満足度は?

年収満足度は、その業種で現在の年収に満足していると答えたエンジニアがどれくらいいるのかという割合です。

極端に言えば平均年収がそれほど高くなくても、年収満足度が高い業種であればモチベーションを保って働きやすいので、この割合は非常に重要です。

エンジニアの業種別年収満足度は以下のとおりです。

  • 1位:専門コンサル系・・・67%
  • 2位:医薬品・化粧品メーカー・・・47%
  • 3位:商社系総合商社・素材・医薬品他・・・44%
  • 3位:金融・保険系・・・44%
  • 5位:化学・石油・ガラス・セラミック・セメントメーカー・・・41%

商社で働くエンジニアの年収満足度は、全体の第3位に付けています。

全体的に言えることは、平均年収が高い業種は年収満足度も高いケースが多いということです。

そしてもう1つ言えることは、現在の年収に満足しているエンジニアが全体的に少ないということです。

過半数が満足していると回答したのは1位の専門コンサル系企業で働くエンジニアのみで、他の業種では過半数のエンジニアが現状に満足していないという結果になっています。

繊維・服飾雑貨・皮革製品メーカーで働くエンジニアに至っては、年収満足度が0%という結果になっています。

繊維・服飾雑貨・皮革製品メーカーで働くエンジニアの平均年収は486万円(13位)とそれほど低いわけではないのですが、“仕事量に年収が見合っていない”と感じるエンジニアが多いようです。

他の業種の深刻な状況を考えると、商社で働くエンジニアは平均年収、年収満足度ともに高く、転職を検討しても悪くない業種であると言えます。

まとめ

エンジニアが商社に転職した場合、給与面に関する不安は比較的少ないということがわかりました。

ただ商社への転職は明確なプランと高い技術・経験が必要なため、決して成功への道のりは平坦ではありません。

将来的に商社で働くエンジニアになりたいという方は、若いうちからプランを計画し、充実した20代を過ごすように心掛けましょう。