転職に成功し、エンジニアに未経験から就職できた方でも、そこで安心してはいけません。
勤務後のスキルアップを心掛けて、経験があるエンジニアに少しでも近づけるように努力しましょう。
転職したエンジニアが、未経験からスキルアップする方法を解説します。
未経験のエンジニアはとにかく業務に取り組むことが大事
転職したエンジニアが未経験だとはいえ、失敗することを恐れていてはスキルアップに繋がりません。
まずは様々なプログラムを何となく理解するために、“やってやろう”という気持ちを持つことが大事です。
少しずつプログラムの内容が理解できれば、次にやるべきこと、次に勉強するべきことといったビジョンが見えてくるでしょう。
ビジョンがある程度見えてきたら、技術書を参考にして技術を専門的なものに変えていきましょう。
例えば、英語をまったく勉強しないままテストに臨んでも、テストが返却されたところで“自分が間違っていた部分”に気付くことはできません。
エンジニアとしての仕事も同じです。
ある程度勉強し、自分が解決すべき問題を理解しなくては、次のステップには進めません。
もし業務でつまづいてしまっても、間違っている部分を細かくチェックする事で、効率的なスキルアップが可能になります。
必要な技術だけを優先的に勉強しよう
転職したエンジニアが未経験の場合、勉強する順番を考えるのも非常に大切です。
例えば業務で必要ない言語等は、優先的に勉強する必要がありません。
必要な技術を優先的に勉強し、今与えられている業務をいかに処理できるかと考えるべきでしょう。
1つ1つの技術に完璧さを求めるのではなく、とりあえずエンジニアとして前進することを考えるということです。
ただ転職したエンジニアが未経験の場合、1人だけで前進するには限界があります。
そこで重要なのが、社内・社外問わず“メンター”を探すことです。
メンターとは、簡単に言うと“指導者”、“助言者”のことを指します。
社内に経験豊富なエンジニアがいるのであれば、メンターについてもらい積極的にアドバイスをもらいましょう。
また社外でも、経験豊富なエンジニアのメンターを探すことができます。
エンジニア、メンターを検索できるサービスを利用すれば、大手企業に勤めているエンジニアと連絡を取り、アドバイスをもらうことができます。
また未経験のエンジニアとはいえ、技術を習得するまでにいくらでも時間をかけていいわけではありません。
しっかりと目標の期間を定め、“この期間までに絶対習得する”という風に、スキルアップを実感しやすい環境を作りましょう。
ただ転職したエンジニアが未経験の場合、目標を立てるのは、決して容易ではありません。
ここで、またメンターの存在が重要になってきます。
メンターのエンジニアに対して、“この技術を未経験のエンジニアが習得するにはどれくらいの期間が必要なのか”ということを質問しておきましょう。
そしてメンターからの回答がもし3ヶ月であれば、3ヶ月ちょうどではなく少し早めに技術を習得できるように努力しましょう。
3ヶ月で習得できる技術であれば、努力次第では2ヶ月で習得することも不可能ではありません。
まとめ
転職したエンジニアが未経験の場合、勤務後すぐは右も左もわからない状況です。
したがって、エンジニアとして勤務することが決定したら、すぐに大まかなプランを立てておかなくてはいけないのです。
前述したスキルアップの方法以外にも、実務にすぐ活かせそうな方法があれば、積極的にプランに取り入れるようにしましょう。
例えば初心者向けのセミナーなどは、無料で参加できるものが多く非常に効果的です。
エンジニアは勤続年数だけでキャリアを形成するのではなく、資格などエンジニアとして目に見える実力が必要な職業です。
技術が身に付けば、少しずつ仕事のやりがいも出てくることでしょう。