部下は上司を選べないことは、運次第のくじびき(ガチャ)のようであることから皮肉を込めて「上司ガチャ」と呼ばれていることをご存知でしょうか。
せっかく希望した会社や部署に入れてもクソ上司と呼ばれる人たちに当たってしまっては気持ちよく働くことができません。
子は親を選ぶことができませんが、社会人も上司を選ぶことができないのか。
答えは否。断じて否。
今回はそんな上司ガチャに勝つ方法について見ていってみましょう。
まずは人事部に相談だ!
クソ上司のタイプは様々ですが、もっとも厄介なのが理不尽を押し付けてくるモンスター上司。なぜ厄介なのかと言うと、彼らは押し付ける理不尽な命令にこちらの理解が及ばないような持論を持っているからです。
部活動をやっていた経験がある人なら理不尽な先輩後輩の上下関係を思い浮かべるとイメージがしやすいのではないでしょうか。
「代々うちの部はこうなんだ!」「俺たちも同じことをやってきたんだ!」と言われても困りますよね。
そんな相手に真っ向からぶつかっても埒が明かないので人事部に相談をしましょう。
ようは「先輩後輩(上司部下)でやり合っていてもキリがないので先生(監督)に出てきてもらいましょう」ということです。
もしもあなたの立場で人事部に相談がしにくいのであれば、他部署の頼れる上司を介して相談をするという文字通りの離れ技もありますよ。
逃げるが勝ち!部署異動を願い出る
人事部にクソ上司の悪行を報告しても改善の兆しが見えないのであれば、クソ上司のもとから離れられるよう部署異動を願い出るのも手段のひとつです。
人事部に報告をして上司の態度が一見改善したかに見えるものの、人事部からのお咎めによって逆恨みを買う可能性も有り得るので、そんな恨みと戦う勇気がないという人は自分から異動してしまいましょう。
異動を願い出る際は「異動させてくれなきゃ辞めちゃうぞ」という雰囲気を醸し出すことがポイントです。人材不足が嘆かれているこのご時世、辞められないようになんらかの施策を講じてくれる可能性が高まります。
最終手段!転職をする
クソ上司についての報告や部署異動を願い出ても人事部までもが腐っており、申し出を受け付けてくれない場合は早々に見切りをつけて転職してしまうのが吉かもしれません。
「私がこの会社を変えてやる!」と勇者のように意気込むのも良いですが、変える労力とその見返りはおそらく釣り合いが取れないかと思われますのでハッキリ言って時間の無駄です。
とはいえ、転職先でもクソ上司についてしまっては目も当てられません。転職する際は次の方法から社内の様子を探りましょう。
会社の口コミや評判を調べる
人の口に戸は立てられぬという言葉があるように、会社の噂というのはインターネットで簡単に調べることができます。
応募をする前の企業研究の際に併せて調べておきましょう。
転職エージェントに聞いてみる
転職エージェントは数多の企業からの転職者を見てきているので、あなたが希望する転職先の社内の雰囲気を把握していることがあります。
インターネットの情報よりも精度が高いので活用していきましょう。
面接で訪問した際の社員の様子を観察する
面接時に執務室を通ることは滅多にありませんが、受付を済ませて待っている間に通りかかる社員が訪問者に対してきちんと挨拶をするのか、表情が明るいのかなどをチェックするとその会社の雰囲気を感じ取ることができます。
疲れ切っている表情や暗い雰囲気、ヨレヨレの服装をしている社員を目撃した場合はヤバい会社かもしれないと身構えましょう。
面接の際に「もしご縁があった際、私の上司となる方はどのような方なのか」と面接官に直球でぶつけてみるのも有効です。面接官の目が泳いだら「クロだな」と判断しましょう。
募集人数が多い求人は要注意
求人情報を閲覧していて、やたらと募集人数が多い企業は要注意。初めから切り捨てることを前提に大量採用している可能性があります。
もしかしたら「とんでもない上司」が待ち構えているかもしれないので回避するのが良いでしょう。
業務内容に比べて給与が高い求人にも要注意
然程難易度が高くない、なんなら誰にでもできそうな業務なのに給与が高い求人も要注意です。単純に会社自体がブラックである可能性もありますが、クソ上司に堪えることを前提とした手当かもしれません。
常に求人情報が出ている企業は要注意
転職サイトに長らく登録をしていると「あれ?またこの企業の求人が出ている」「こないだ掲載が終わったばかりなのに再掲載している」なんて企業を多々見かけます。
これは「人が集まらない皆が敬遠している企業」か「離職率が激しすぎる企業」である可能性が高いです。
職場の人間関係に悩んで転職をする人は実に多いのです(これを読んでいる人にも当てはまることかと思いますが…)。
クソ上司が待ち構えている可能性が高いのでパスするように気を付けましょう。
転職してキャリアアップすることの敷居は随分と低くなりましたが、ジョブホッパーと呼ばれる転職を繰り返す人たちに対する心象があまり良くないのは相変わらずです。
一回一回の転職を良きものにするために上記のポイントに留意していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。そもそもクソ上司というものが存在していることが問題であり、こちらに非がないのに気を遣うのは癪ですが我慢は体に毒。
クソ上司のせいで体調を崩してしまってはそれこそ悔しいです。今回ご紹介してきた方法で大分回避することができますので、今クソ上司に悩まされている人は是非ともお試しあれです。