2019年に注目されたUIデザイン5選!

今となってはなくてはならないWEBサイト。企業の情報はもちろん、商品や飲食店、サービスの情報をいつでもどこでも手に入る時代です。

もはや生活の一部となっていると言っても過言ではないWEBサイトですが日々その使い勝手の良さや見た目は進化しています。

そこで今回は2019年に注目されたUIデザインについてご紹介をしていきます。

普段何気なく見ているWEBサイトですがデザインに注目して見てみると、これまでと違った見え方がしてくるかもしれませんよ!

■近未来感が凄い!3Dグラフィック

http://webglsamples.org/imagesphere/imagesphere.html

近未来感が半端ないのが3Dグラフィックを駆使したUIデザイン。

まずは上記のリンク先を是非とも見てもらいたいのですが、単調になりがちなフォトライブラリーがもの凄くオシャレに仕上がっています。しかもマウスで(ポインターで掴んで)コロコロ動かせるという遊び心付き。

見ていて飽きないデザインはユーザーの心もガッツリ掴むこと間違いなしですよね!

WebGLという技術を駆使して物体や情報を3D表現しているのですが、これは特殊なプラグインがなくともGoogle ChromeやSafari、IEなどのブラウザがグラフィック処理をしてくれるので汎用性も高い優れものなのです。

通信量が肥大化しがちでページの読み込み時間が長くなるなどのデメリットもあるのですが、2Dでは表現しにくい情報(複雑な形状のもの)をより分かり易く伝えられるという強力なメリットがあります。

■統一感と自由なレイアウト!フルスクリーン背景

https://www.no3.co.jp/

今にはじまったことではありませんが、フルスクリーンの背景画像もしくは動画を使用したUIデザインもまだまだ人気でトレンドの一つ。

リンク先の様に一つの画像を背景にすることでデザインに統一感が生まれ、画面全体をナビゲーションエリアとして使用するので大胆かつ斬新なレイアウトが可能なのです。

「こんなところもクリックできたのか!」という遊び心でユーザーを楽しませてくれるWEBサイトも少なくありませんが、言い方を変えればコンテンツを見てもらうためのボタンがユーザーに分かりにくかったら水の泡。ボタンのサイズや配置、背景画像とのコントラストによっては見えにくいものも往々にしてあるものです。

フルスクリーン背景はデザイナーのセンスと技術も重要で、cssやjqueryの知識も必要なので制作のハードルも高めです。

フルスクリーンを駆使したWEBサイト制作が得意な方は重宝されるでしょう。

■雰囲気つかみに最適!デジタルイラストレーション

https://aixdesign.goo.ne.jp/

デジタルイラストレーションもといアニメーションを駆使したWEBサイトも人気デザインの一つです。

こうしたデジタルイラストレーションをデザインとして採用することのメリットはなんといっても「素早い情報認識にあり」です。文字の羅列になってしまっているWEBサイトでは「しっかりと読み込もう」という意識がなければ直ぐに閉じられてしまったり、読み飛ばされてしまいがち。

デジタルイラストレーションを駆使することでページの存在感が増し、直感的に情報をキャッチすることもできます。

未就学児やノンネイティブ(例えば日本人が英語のページを読むような場合)のように、文字を読むよりも映像から情報を取得するようなユーザーが相手でも理解度を向上させることが可能なのです。

2020年はオリンピックイヤーということもあり、日本語が読めない外国人旅行客が激増します。そうしたユーザーに向けて情報を発信するのにも多用されそうな予感がしますよね!

■インパクト抜群!巨大タイポグラフィ

https://www.redscout.com/

インパクトとユーザーに伝えたいことが一目瞭然の巨大タイポグラフィを使用したUIデザインのWEBサイトもまだまだ人気。

テキストでユーザーに伝えたいことを明確にするだけではなく、テキストがデザインの中でアクセントともなる一石二鳥の手法です。

ユーザーにとっても、そのWEBサイトに自身が欲しい情報が記載されているのか一目で分かるので無駄な時間を使わずに済み嬉しいもの。

それだけにWEBデザインだけではなく、ユーザーの気を引くようなテキストを考える必要があります。WEBライターやブロガーがタイトルを考えるのと同じく、キャッチーで釣れるテキストを作っていきましょう!

■あえて定石を崩したデザイン

https://2ndstreetusa.com/

多くの人が「当たり前」としていることがUIデザインにも存在しています。例えば「トップに戻る」ボタンが必ず配置されているのもその一つです。そしてその配置場所はそのWEBサイトのロゴや名称がボタンになっていることがほとんどです。

このように定石とされるデザインはユーザビリティも高いのですが、どれも似たり寄ったりなデザインになりがちなのも否めません。

そんな定石を無視したノングリッドデザインやブロークングリッドデザインのような、あえて崩したデザインも人気なのです。

リンク先のデザインでは、画像とテキストが重なっていたり、レイアウトがセクションごとで異なっていたりと、WEB制作におけるいわゆる”お作法”が無視されています。

このように「あえて崩す」ことでオリジナリティを出しているのです。ファッションでもキッチリかっちりのコーデに、あえて外しアイテムを入れることでオシャレ感をアップさせたりしますよね。それと同じなのです。

オリジナリティが溢れ、かつユーザビリティの高いWEBサイト制作はデザイナーの腕の見せ所ですよ!

■まとめ

今回ご紹介しませんでしたがスクロールによって変化や固定される視覚的に楽しいデザインや、ダークモードに切り替え可能といったいわゆる「目に優しい」デザインを採用しているなど様々なデザインが存在しています。

普段何気なく見ているWEBサイトですが、今回ご紹介したようなUIデザインに注目してみると見え方が変わってきたのではないでしょうか?

どのWEBサイトも伝えたい情報やユーザビリティを考慮して最適な手法が取られていますよね。

興味を持った方は「何を意図しているのか」「何を伝えたいのか」を意識してチェックしてみてくださいね!