エンジニアが集まる勉強会での成果を出す方法や注意点について

システムエンジニアにとってスキルを高める手段はいくつかあります。その一つが、エンジニア同士による勉強会です。他業種では余り開催されることはありませんが、エンジニアの勉強会は頻繁に開催されています。

エンジニアが勉強会に参加するからには、何か成果を得る必要があります。今回の記事では、勉強会に参加する意義や注意点、そして参加するべき勉強会について解説していきます。

勉強会に参加する意義

エンジニアが勉強会に参加する意義として、一番大きな目的がスキルの向上です。特に、経験の浅いプログラミング言語について学習したい場合に有用と言えます。勉強会には様々な種類がありますが、プログラミング言語について新たに勉強したい際にはセミナー形式をおすすめします。セミナー形式だと講師が説明してくれるので、学習するテーマについて知識が浅い場合でも参加しやすくなります。

また、勉強会の中には読書会や発表会といった、全員が発言しながら進める形式もあります。このような勉強会の目的は、多人数で勉強することでモチベーションを維持することにあります。したがって、独学の場合だと上手く勉強が進められない場合に参加すると良いでしょう。

さらに、勉強会に参加するとエンジニア同士の横の繋がりが広がります。このように人脈を作る目的の場合には、交流会をメインとした勉強会への参加がおすすめです。自分と違う職種のエンジニアと繋がることで、チームを組む仕事にも対応しやすくなります。特に副業を探している場合や、フリーランスのエンジニアに適している形式です。

勉強会においての注意点

勉強会はエンジニアにとって有益なイベントですが、いくつか注意する点があります。

特に注意すべき勉強会は、勧誘セミナーです。勉強会の中には、セミナー終了後に有料の教材や高額な講義への参加を勧められることがあります。勧誘セミナーは主催者がお金を集めることを目的としているため、断りづらい雰囲気の中で言葉巧みに誘われます。もしも、そのようなセミナーに参加してしまった場合には、決してその場で契約せず、一旦家に持ち帰り落ち着いて判断しましょう。

また、自分と明らかにレベルが合わない勉強会への参加もお勧めしません。例えば、初心者なのに経験者の発表会形式の勉強会に参加してしまうと、自分が理解できないだけでなく、他の参加メンバーにも迷惑をかけます。また、自分のレベルより劣る勉強会への参加は、新たな知識を得られないため時間の無駄と言えます。勉強会に参加する場合には、対象となる技術レベルが自分と合っているか、よく考慮しましょう。

参加するべき勉強会とは?

参加するべき勉強会は、個人によって違います。自分と適しているか判断する要素は主に次の三つが挙げられます。

一つ目は、参加者のプログラミングスキルが近いレベルであることです。同程度のスキルを持ったメンバーと競い合うことで、自分の意欲を引き出せます。

二つ目は、自分の目的と一致した勉強会であることです。学習する内容に対して意欲的になれるか、そして参加目的に適した形式であるかを考慮しましょう。

三つ目は、参加費用が高すぎないことです。勉強会の費用は、無料のイベントから高価な有名人の講義まで様々です。ただ、現代はインターネット上に独学できる手段が充実しているので、短期的に習得したい場合などを除けば、高価な費用の勉強会に参加する必要性は少ないかもしれません。

まとめ

プログラミングスキルの獲得は独学でもできますが、勉強会の意義は自分の意欲を引き出せる点にあります。自分に適した勉強会を選び、スキル向上に役立てましょう。

また、勉強会に参加する際は、受け身になっていると効果が上がりません。時間を費やして参加するのですから、成果を得られるように積極的な姿勢を心がけましょう。