未経験でエンジニアを目指す方の中には、何から勉強を始めていいのか分からない方も多いと思います。そのような方が進むべき方向を見つけ、エンジニアとしてのスキルを身に付けるためにはどのような方法があるのでしょうか。
システム開発の現場で通用するエンジニアになるためには「自走する力」が必要です。今回の記事では、実際に自走できるエンジニアになるための方法を解説します。
自走できるエンジニアとは?
そもそも、自走できるエンジニアの意味とは何でしょうか。自走するということは、何でも一人でマネジメントできるという意味ではありません。エンジニアとして成長していくために、何から行動すべきか分かっている状態を指します。
目標を持たずに努力してもエンジニアとしての力は身に付きません。効率よくスキルを習得できるように、学習する時間を割り振っていきましょう。
そして、どんなにスキルを身に付けたとしても、エンジニアの勉強は終わることがありません。移り変わりの激しいIT業界では、求められるエンジニアの需要は変化していきます。最新の情報を取得しながら市場の動向を判断して、必要とされるスキルを見極めていく必要があります。
未経験から自走できるエンジニアになる方法
では、具体的に未経験から自走できるエンジニアになるためにはどのような方法があるのでしょうか。
一番簡単な方法は、新卒でIT企業に入社し、研修でプログラミングを学習することです。エンジニアとしてのスキルを、給料を得ながら身に付けられます。同じ時期に入社した同僚もいるため、良きライバルとして共に切磋琢磨できます。
ただ、キャリアの途中で未経験からエンジニアになる際は、初めからエンジニアとしてのスキルが求められます。そのような場合には、まず独学でプログラミングを学習することをおすすめします。
独学でプログラミング学習する際には、インターネット上でオンラインプログラミング学習サイトを探してみましょう。料金も無料から月額数千円程度と非常に安く、初心者の最初の勉強として最適な方法です。
エンジニアとしてのスキルを身に付けても、仕事に活用していく方法を理解していなければ意味がありません。そこで活用したいのがプログラミングスクールです。
プログラミングスクールでは講師が教えてくれるため、疑問点があってもすぐに解決できます。さらに共に勉強する仲間がおり、モチベーションを維持しやすくなります。
プログラミングスクールの欠点としては、費用が高いことが挙げられます。独学の勉強では実現できない環境とスクールの費用を天秤にかけ、メリットが多いと判断すれば通ってみることをおすすめします。
自走できるエンジニアに重要な二つの力とは?
未経験からエンジニアを目指す人は多くいますが、実際にプロのエンジニアとして活躍できるまで成長できる人は、そう多くありません。自走できるエンジニアになるためには、質問力と問題解決力が重要です。
プログラミングを勉強していく上で、問題にぶつかった際には、まず自分で調べる癖をつけましょう。質問するということは、相手の時間を奪うことでもあります。何でも質問していると「ggrks(ググレカス。まずはGoogleで検索してみなさいという意味)」と怒られるかもしれません。
そして、質問する際には、実際に自分が置かれている状況や考え方を詳しく説明します。質問者の状況や考え方が分かると、回答者は問題を解決するための具体的な方法を提示しやすくなります。
まとめ
未経験からエンジニアになりたい人の多くが挫折しています。その理由は、努力するための方法を理解していないからです。まずは、適切なカリキュラムを受講して勉強すべき内容を把握しましょう。
そして、エンジニアは問題が起こった際に、自分で解決できる力が必要です。質問力を身に付けて、自走できるエンジニアを目指しましょう。