IT技術やプログラミングに興味があっても、エンジニアでなければチームでプロダクト開発する経験には中々出会えません。そこで、おすすめするイベントが「ハッカソン」や「アイデアソン」です。
ハッカソンやアイデアソンは、エンジニアやプログラミングが得意な人しか参加できないと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。今回の記事ではハッカソンとアイデアソンの意味、そして非エンジニアが参加するメリットについて解説していきます。
ハッカソンとは
ハッカソンとは、IT技術を駆使する「ハック」と走り続ける「マラソン」を組み合わせた造語です。エンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャー、マーケッター、リサーチャーなど様々な参加者がチームを組み、プロダクトを開発していきます。
期間は一日から一週間と様々で、基本的に泊まり込みで作業します。みんなで集中して作業し続ける様子はまさにマラソンのようです。プロダクト開発を短い期間に凝縮するため、開発の流れを効率的に学べます。
チームごとに成果を競い合い、最終的には優勝チームを決めて表彰します。優れたプロダクトに関しては、実用化の話や賞金が出ることもあり、夢のあるイベントと言えます。
アイデアソンとは
アイデアソンは「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語です。ハッカソンと違いプロダクト開発ではなく、商品やサービスのビジネスモデルを構築します。
期間は数時間で終わるイベントが多く、ハッカソンに比べるとかなり短くなります。仕事で忙しい方や、長時間の作業に抵抗がある方でも参加しやすいイベントです。
アイデアソンは、従来ハッカソンの前段階に位置付けられていたのですが、現在では単独で開催されるようになりました。プログラミング等の特定スキルが必要ない分、参加の敷居は低くなります。
非エンジニアがハッカソンやアイデアソンに参加するメリット
非エンジニアがハッカソンやアイデアソンに参加するメリットは数多くあります。特に紹介したいメリットは次の四点です。
- 開発の流れを一から体験できる
- 最新のIT技術を学べる
- スキルの幅を広げられる
- 完成の喜びを仲間と分かち合える
ハッカソンやアイデアソンでは、プロダクトの開発を一から完成まで体験できます。開発の流れを効率よく学ぶにあたって、とても有益なイベントです。特にエンジニア以外の方は、システム設計やプログラミングを経験できる機会が少なくなります。開発プロジェクトに最初から最後まで関わることは、貴重な経験になるはずです。
ハッカソンやアイデアソンの題材は、人工知能やロボットの活用といった最新のIT技術が採用されるイベントが多く見られます。そのため、日ごろ接する機会の少ない最新技術について知る良い機会になるはずです。IT技術は他の分野にも応用されることが多く、自分の知識と組み合わせることで新たなアイデアを思い付くきっかけになるかもしれません。
イベント中には、プログラミングだけでなくアイデア出しから企画、デザイン、プレゼンテーションと様々な役割が回ってきます。例えプログラミングができない人でも担当できる業務はあります。さらに、様々な業務を体験することでスキルの幅が広がります。
アイデアや資料等がない状態から、プロダクトの開発やビジネスモデルを構築する作業は非常にやりがいがあります。それだけにプロダクトの完成までこぎつけた際には、チームの仲間と大きな喜びを共有できます。
まとめ
ハッカソンやアイデアソンは、日本ではまだ知名度の低いイベントです。しかし、新しい技術に触れてみたい方や、チームでのプロダクト制作を体験したい方には非常におすすめできます。
非エンジニアの方にとってもシステム開発を一から体験できることは大きなメリットです。特にアイデアソンはプログラミングが必要ないため、より気軽に参加できます。