エンジニアに英語は必要?|使えると有利になる理由を解説

エンジニアはプログラミング言語という万国共通の言語を持っているため、英語は必要ないと考える人も多いようです。実際に言語が異なる技術者同士であっても、プログラムは有用なコミュニケーション手段となります。
しかし、英語が得意だとエンジニアとしても役立つ場面がたくさんあります。今回の記事では、エンジニアにとって英語が使えると有利になる理由をご紹介したいと思います。

システム業界最先端の情報を取得できる

システム業界における最新の情報は、まず英語で発信されることがほとんどです。エンジニアにとって新技術を習得することは何よりも大切なことです。最初の発信で情報を取得できれば、英語が読めない人よりも有利になります。
エンジニアの技術書に関しても最初は英語で発売されます。日本語の翻訳本が発売されるのは、数か月もしくは一年以上先になることも珍しくありません。英語で技術書を読めれば、それだけ先に技術を習得できます。また、技術書は翻訳者の力量によって内容が大きく変わります。内容を理解するにあたり、原語で読める方が有利です。
自身の技術を上達させるために、技術者同士で議論することもあるでしょう。英語ができればインターネットを通じて海外の技術者と会話できます。情報の取得や発信をグローバルに行えるのは大きな武器になるはずです。

グローバル企業や外資系企業で活躍できる

システム業界では、海外とやりとりする企業が多くなっています。仕事の一部を海外の技術者へ依頼したり、海外からの仕事を受注したりすることも多くあります。グローバル企業や外資系企業で働くためには、英語によるコミュニケーション能力が必要不可欠です。
また、今後は日本企業でも外国からの技術者を雇用することが増えていくはずです。彼らと会話する際に英語ができると、よりスムーズに意思疎通が図れます。
さらに現在は、開発や管理といった仕事の一部を海外企業へ委託するオフショア開発が盛んに行われています。オフショア開発においては、海外企業との意思疎通を円滑にするブリッジエンジニアの存在が重要となります。英語が得意であれば、このような役割を果たしていくことも可能です。

海外企業へ転職できる

エンジニアの待遇については、国によって平均給与や労働時間が大きく異なります。海外企業ではスキルの高いエンジニアに特別な報酬が加算されることも少なくありません。能力が高いエンジニアにとって、海外企業への転職は大きな待遇の向上が期待できます。
さらに、海外では長期休暇が取りやすく、海外旅行等を計画しやすくなります。日本の労働環境に不満があるエンジニアにとっては、転職が理想の働き方を実現するための手段となるかもしれません。
ただ、実際に海外で仕事をするとなると、言語や生活の面での問題も出てくるはずです。その際に英語が話せると、仕事や生活で大いに役立てられるでしょう。
海外企業では、在宅によるリモートワークや時短勤務を認めている企業も多く、自分に合った働き方を選択しやすくなります。社員の能力を最大限に発揮するため、良い環境を作ることが重視されます。環境を変えることで、より力を出せる人もいるはずです。

まとめ

英語が話せないエンジニアでも活躍できる場所はたくさんあります。しかし英語ができるに越したことはなく、仕事においては確実に有利になります。
将来的には、海外企業とのやり取りや技術の情報交換などの場面がますます増えてくるはずです。英語ができれば、外資系企業や海外企業など働ける場所が広がります。エンジニアにとって使える英語を習得し、自身のキャリアアップに役立てていきましょう。