プログラミングスキルは必要なし!初心者がチャットボットを作る方法

TwitterやFacebook等のSNSにおいて、チャットボット(Chatbot)と呼ばれるアカウントを見たことはないでしょうか。あらかじめプログラムされた規則に従い、発言や返信を行います。

実は、このようなチャットボットを作ることは難しくありません。プログラミングせずに作成する方法もあり、エンジニアでなくても簡単に作成できます。

今回の記事ではチャットボットを作るために必要なスキルと、具体的な作成方法や活用方法について解説します。

チャットボットを作るために必要なスキル

指定時間に投稿するだけのチャットボットであれば作成は非常に簡単です。インターネット上に多数の作成ツールが存在し、多くのSNSに対応しています。クラウド上で作成できるため、ソフトウェアのインストール等は必要ありません。パソコンの操作ができる方なら、問題なく作成できるはずです。

相手の発言に応えて文言を変える等、少し複雑な操作を加える場合でも、本格的なプログラミングは必要ありません。ビジュアルプログラミングと呼ばれる開発環境を利用することで、視覚的にプログラムを作成できます。命令のブロックを移動したり、数値を入力したり等、子供や非エンジニアでも直感的に操作できます。分岐や条件等の簡単なプログラミングの概念を把握しておけば十分です。

チャットボットを作るために必要なスキルをまとめると以下のようになります。
・PC操作
・条件付けや分岐等の概念
インターネットに接続できるパソコンと操作スキルさえあれば、誰でも簡単に無料で作成できます。

〇簡単にチャットボットを作成する方法

GUI(グラフィカルユーザインターフェース)操作でチャットボットを作成できるツールは、インターネット上に多数存在します。その中でも有名なツールとしては、Dialogflow、Converse AI、Chatfuel、Walkie、Motion AI、hachidori、Smoochなどが挙げられます。

ツールを選ぶ際には、自分が利用するSNSに対応しているか確認しましょう。普段使っているSNSであれば、動きの理解もしやすく開発が容易になります。また、実際に動く姿を見られるのは、思った以上に楽しいことです。新たなボットを作成するモチベーションにも繋がります。

特定のプラットフォーム上でチャットボットを作成する方法

業務やビジネスに利用するためのチャットボットを作成したい場合には、多少複雑な処理が必要になります。そのような場合は各SNSが提供しているAPIを使いチャットボットを開発することをおすすめします。

さらに、Watson等の機械学習ツールと連携させることで、AIを搭載したチャットボットの作成も可能になります。過去の質問から適切な答えを探して自動応対するようなプログラムも作成できます。

〇チャットボットの具体的な活用方法

チャットボットの作成は、エンジニアではない方がプログラミングを学ぶ上で非常に有用な勉強法です。ビジュアルプログラミングによって簡単にプログラムが作成できるため、分岐や条件等のプログラミングに必要な概念を学べます。

実際にSNSで動く姿を見られるため、モチベーションが続きやすいのも大きなメリットです。開発期間も短く、次々と作成していくことでプログラミングスキルが上達します。

ビジネス上の利用においては、ウェブサイトにAIの質問応対ボットを設置すると、訪問者を各ページに誘導しやすくなります。相手がAIであれば、訪問者も気軽に質問できます。

また、グループチャットにAIチャットボットを設置すると、コミュニケーションの促進に繋がります。仲間同士や会社内のグループに設置することで、会話を活性化できます。

まとめ

チャットボットの作成は、ビジュアルプログラミングやGUIによるクラウドツールが多く存在するため、プログラミングができなくてもシステム開発できる点がメリットです。非エンジニアや子供のプログラミング学習に最適と言えます。

また、会話というテーマはプログラミングしていて非常に楽しいのが特徴です。SNSで動かすと知り合いにも見てもらえるため、開発のモチベーションが上がります。