ITエンジニアにおいてジョブホッパーが勝ち組になる7つの理由

ジョブホッパーとは、一つの企業に在籍する期間が短く、何度も転職を繰り返す人を指します。企業からはすぐに辞めてしまうイメージを持たれやすく、転職において不利になります。

しかし、短所は特徴であり長所の裏返しとも言えます。ジョブホッパーの特徴はポジティブな見方をすれば、企業にとって役立つ人材になる可能性があります。

ITエンジニアの中には、転職することでキャリアを形成していく勝ち組のジョブホッパーが見られます。このようなジョブホッパーはキャリアビルダーとも呼ばれ、その能力を評価する企業も出始めています。今回の記事では、ジョブホッパーのITエンジニアが転職市場で勝ち組となる理由を7つ挙げていきます。

決断が速い

仕事において、決断の速さは会社の業績を大きく左右します。決断が速いと、他の企業よりもいち早く新しい分野に進出して利益を獲得し、利益の出ない事業からはすぐに撤退して損失を少なくできます。

簡単に会社を辞めてはいけないと言われる日本の文化で、短期間ですぐに辞めることは行動力が必要です。ジョブホッパーは決断の速さにおいて人より優れていると言えます。

自己管理能力が高い

ITエンジニアの中には、長い残業や休日出勤により体調を崩す人もいます。ITエンジニアとして長く働いていくためには、自分の健康を維持することが大切です。

ジョブホッパーは、過酷な状況で無理をせずに自分の判断を優先できます。自己管理能力は、キャリアアップやスケジュール管理などITエンジニアの様々な業務で活用できます。

転職活動が上手い

ジョブホッパーは何度も転職に成功してきた実績を持っています。前職の在籍期間が短いというマイナス要素を乗り越えて、評価される人材だということです。

面接の短い時間で自分の能力をアピールすることは簡単ではありません。自己アピールが上手く、コミュニケーション能力が高いことが推測できます。

自分の能力を発揮しやすい

前職で全く注目されなかった人材が、転職先で大活躍することは珍しくありません。環境要因を考えた適材適所によって、人材の実力は大きく変わります。

転職を繰り返すジョブホッパーは、自分の能力をより発揮できる場所を探しているとも言い換えられます。特にITエンジニアは、尖った能力を持っている人も多く、専門性の高い人材に合わせて新たな事業を作る発想も考えられます。

様々なスキルを習得しやすい

仕事を変えることは、新たなスキルを獲得できるチャンスでもあります。転職により経験を積み重ねてスキルアップを果たしていけば、それは合理的で意味のある行為になります。

ITエンジニアは身に付けるべき能力を自分で考え、キャリアプランに沿ったスキルを獲得していくことが重要です。企業側としても目的意識をもって行動できる人には魅力を感じやすくなります。

ここぞという場面に強い

仕事においては、人から評価を受ける重要な場面が数多くあります。緊張する場面では場数を踏むほど経験値が上がり、自分の力を発揮しやすくなります。

ジョブホッパーは転職を多く経験し、人から評価される実力を持っています。ここぞという場面の度胸は業務においても役立つはずです。

積極性が高い

IT技術の移り変わりは非常に速く、トレンドは常に変化しています。新しいIT技術に興味を持つエンジニアであれば、次々とスタートアップ事業に参加していくことも珍しくありません。

スタートアップ事業では、誰かに言われて仕事をする指示待ち人間は向いていません。ジョブホッパーのように自分で積極的に行動を起こせる人材が必要になります。

まとめ

ジョブホッパーは興味の移り変わりが激しく、次々と行動していく力を持ちます。これは他動力とも呼ばれ、企業や職場によっては大きな力を発揮する可能性があります。

ただし、同じジョブホッパーであっても、前職をネガティブな理由で退職している人は評価されません。ITエンジニアとしてのキャリアプランを構築して、次の転職に繋がる経験を積むことが重要です。