フリーランスの仕事は、場所や時間を問わずに仕事ができる点がメリットと言えます。子育てや介護と両立したい方や、自分で自由に仕事をしたい方におすすめできます。
フリーランスの仕事には、様々な業種があります。もしも、前職での経験を活かせる案件があれば、比較的スムーズに仕事を始められるでしょう。
しかし、未経験であればどの業種に向けて勉強していくべきか迷うこともあると思います。フリーランスの仕事として、今回の記事では以下の三つの業種を取り上げます。
- エンジニア
- デザイナー
- ライター
それぞれの業種について、適性を判断する基準を解説していきます。
エンジニア
論理的思考力のある人はエンジニアに向いています。論理的思考力はロジカルシンキングとも呼ばれ、物事を筋道立てて考える力を指します。システム開発においては、クライアントの要望を実現するためのアプローチ方法が重要です。論理的思考力があれば、クライアントの問題を解決する方法を考えやすくなります。
また、最近は文系のエンジニアも増えてきましたが、基本的には数学的思考力がある人が望ましいと感じます。プログラミングにおいては、ロジックを考えることで短く簡単にプログラムを書けます。シンプルなプログラムは、実行速度が速くメンテナンスもしやすくなります。ロジックを考える際には数学的思考力が大いに役立つはずです。
さらに、エンジニアはプログラミングにおいて、常に新しい技術を習得していく必要があります。プログラミングの勉強がとにかく好きで、時間を忘れて夢中になってしまうような人はエンジニアに向いています。最近では、インターネット上にプログラミングの学習サイトが多くあるので、実際に勉強して興味を持てるか試してみてください。
デザイナー
絵を描くのが好きな人や、物を作るのが好きな人はデザイナーに向いています。デザイナーの仕事は、何もない状態からデザインを起こして形にしていく必要があります。発想力や美的センスは、デザインを作る上でとても役立ちます。
また、デザイナーは細かい点にこだわって作業する必要があります。例えば、ウェブサイトのデザイン構築であれば、1ピクセル単位の変更でも、全体の印象が随分変わります。ボタンデザインにおいても細かい点にこだわることで、クリック率を変えていくことが可能です。小さなことでも妥協しない姿勢が、次の仕事に繋がっていきます。
さらに、デザイナーの作業では根気が必要となります。仕事中は、パソコンと絶えず向かい合い、グラフィックソフトを操作することになります。集中力を持って作業を継続できる人は、良い作品を作りやすくなります。
ライター
読書が好きな人や文章を書くのが苦にならない人は、ライターに向いています。ライターが文章を書くためには、日本語のインプットが重要です。読書量が多い人は、思ったことや考えたことがスラスラと文章化できる傾向にあります。
また、ウェブサイトのライティングにおいては、客観的視点が大切となります。記事を訴えたいターゲットは誰なのか、ペルソナを明確化して文章を書きましょう。ペルソナの設定により、記事に説得力が出てユーザーを誘導しやすくなります。
さらに、ライターに向いているタイプとして、好奇心が旺盛で様々な事柄に興味を持てる人が挙げられます。少数ジャンルの執筆では、いずれライター業に限界が来ます。書いたことがないジャンルであっても、物事を調べながら執筆し、新しいジャンルに挑戦していくことをおすすめします。
まとめ
フリーランスに共通する適性としては、自己管理能力が挙げられます。エンジニア、デザイナー、ライター、いずれにおいても納期を守ることが重要です。自分で時間や体調を管理できずに締め切りを過ぎてしまうようだと、仕事は徐々になくなっていきます。
フリーランスの業種について適性が分かれば、後は勉強を進めていくだけです。努力を継続していけば、いずれはフリーランスとして仕事ができるはずです。